山科区の空き家相続、放置すると何が起きるのか?

―「そのうち考えよう」が後悔に変わる前に ―

親が亡くなり、山科区の実家を相続した。

住んでいた頃は当たり前だった家も、人がいなくなると、急に「重たい存在」に感じられることがあります。

「今は忙しいから」
「まだ気持ちの整理がつかなくて」

そうして空き家のまま時間が過ぎていく、山科区では、実はとても多い相続後の姿です。

今回は、空き家相続を“何もせずに放置した場合、実際に何が起きるのか”を、現場でよく見てきた視点からお話しします。

山科区には、

  • 昭和40〜50年代に建てられた戸建て
  • 分譲当時は子育て世代で賑わっていた住宅地

が数多く残っています。

その世代の親が亡くなり、子ども世代はすでに別の場所で暮らしている。

結果として、「誰も住まない家」が静かに増えているのが、今の山科区の現実です。

家の傷みは、人がいないと一気に進む

空き家は、人が住んでいる家よりも早く傷みます。

  • 換気されない
  • 雨漏りに気づかない
  • 小さな不具合を見逃す

これだけで、数年後の状態は大きく変わります。

「まだ大丈夫だと思っていた」
そう言われて見に行くと、床が沈み、天井にシミが広がっていることも珍しくありません。

結果として、

  • 修繕費が高額になる
  • 売るにしても条件が悪くなる

という形で、後から“お金の後悔”につながるケースが多いのです。

近隣との関係が、気まずくなる

山科区は、昔からのご近所付き合いが残っている地域も多いエリアです。

空き家になると、

  • 庭の草が伸びる
  • 郵便物が溜まる
  • 夜になると真っ暗になる

こうした変化に、周囲は想像以上に敏感です。

直接言われなくても、
「心配されている」「迷惑をかけているかもしれない」
そう感じること自体が、相続人にとっては大きなストレスになります。

「選べたはずの選択肢」が減っていく

相続直後であれば、

  • 売却
  • 減築して住み続ける
  • 子ども世代が住む前提で整える
  • しばらく保留する

こうした選択肢が、まだ残っています。

しかし、放置期間が長くなるほど、

  • 建物の状態が悪化
  • 活用の自由度が下がる

結果として、「売るしかなかった」という結論に追い込まれることもあります。

それは、本当にそのご家族が望んでいた未来でしょうか。

ここまで読むと、「すぐに何か決めなければ」と感じるかもしれません。

でも、私たちが伝えたいのは、
「急いで結論を出してください」という話ではありません。

大切なのは、

  • 今の家の状態を知る
  • かかる負担を把握する
  • 家族で共有する

この“整理”の段階です。

売らなくてもいい。
住まなくてもいい。
今は何もしない、という判断もあっていい。

ただし、何も知らないまま放置することだけが、後悔につながりやすい。

それが、山科区で多くの相続を見てきた実感です。

相続は、単なる不動産の話ではありません。

家族の想い、暮らしてきた時間、そして次の世代へ何を残すのか。

資産として手放すことも、住まいとして形を変えて残すことも、どちらも間違いではありません。

大切なのは、争いではなく、前向きな再出発につながる選択をすること。

そのために、私たちはプロとして、冷静に、そして誠実に伴走したいと考えています。

「まだ決めきれない」
「考えるのがつらい」

そう感じているなら、それは自然なことです。

一人で抱え込まず、まずは現状を整理するところからで構いません。

売るための相談ではなく、後悔しないための相談として。

山科区の空き家相続、これからをどうするか、一緒に、ゆっくり考えていきましょう。