住み替えと減築、どちらが正解?実際によくある3つの分かれ道

「この家、これからどうするのが正解なんでしょうか」
子育てを終え、暮らしが落ち着いた頃。
ふとした瞬間に、こんな問いが頭をよぎる方は少なくありません。
家を売って、別の住まいへ移る「住み替え」。
それとも、今の家を活かしながら小さく整える「減築」。
どちらが正しい、という答えはありません。
ただ実際のご相談を見ていると、多くの方が同じような分かれ道で立ち止まっています。
今回は、京都市内や近郊で実際によくある「住み替えか、減築か」で迷われた3つのケースをご紹介します。
分かれ道①「思い出を残したい」か「管理から解放されたい」か

伏見区にお住まいの60代ご夫婦。
築40年を超える一戸建てで、子育てを終えられました。
最初のご相談は、「家を売った方が楽なのでは」というものでした。
ただ、お話を重ねるうちに、こんな言葉が出てきました。
「この家で、子どもたちが育ったんですよね」
「庭の木も、自分で植えたものなんです」
思い出が詰まった家を手放すことに、心のどこかで引っかかりがあったのです。
一方で、
- 2階はほとんど使っていない
- 掃除や管理が負担になってきた
という現実もありました。
このご夫婦が選ばれたのは、減築でした。
使っていない2階部分を整理し、1階中心の暮らしに切り替えることで、思い出を残しながら、管理の負担を減らす選択です。
「場所への愛着」を優先するなら、減築が合うことが多い
これは、よくある一つ目の分かれ道です。
分かれ道②「暮らしを変えたい」か「場所を変えたい」か

山科区でご相談を受けた、50代後半の女性。
お一人暮らしになり、家の広さに違和感を覚えていました。
「この家が嫌いなわけじゃないんです」
「でも、今の暮らしには少し大きすぎて…」
詳しく伺うと、
- スーパーや病院が少し遠い
- 坂道が多く、外出が億劫
- もっと身軽に暮らしたい
という想いがありました。
この場合、減築で家を小さくしても、暮らしの不便さそのものは変わりません。
最終的に選ばれたのは、今の家を売却し、生活動線の良いエリアの小さな中古住宅へ住み替え、必要な部分だけを整える方法でした。
「家」よりも「暮らし方」を変えたい場合は、住み替えが向いている
これが二つ目の分かれ道です。
分かれ道③「これからの体力」をどう考えるか

住み替えか減築かを考えるうえで、必ず出てくるのが「体力」の問題です。
70代のご夫婦から、こんなお話を聞きました。
「今はまだ、自分たちで何とかできる」
「でも、10年後はどうだろう…」
減築は、住み慣れた家に住み続けられる反面、定期的なメンテナンスは続きます。
一方、住み替えは、初期の決断は大きいものの、その後の管理が楽になるケースもあります。
ここで大切なのは、
「今できるか」ではなく、「これから続けられるか」
という視点です。
体力や気力に不安が出てきた場合、住み替えが結果的に安心につながることもあります。
正解は一つではありません

ここまで読んで、
「やっぱり住み替えかな」
「うちは減築かもしれない」
そう感じた方もおられるでしょう。
どちらを選んでも、それがご自身の人生に合っていれば正解です。
大切なのは、
- 思い出
- 暮らしやすさ
- お金
- 体力
これらを一つずつ整理し、自分たちの優先順位を知ることです。
京都アシストが大切にしていること
私たちは、「売るか、売らないか」を急がせることはしません。
人生をデザインし、価値を創造する。
そのために、住まいをどう整えるかを一緒に考えています。
住み替えも、減築も、どちらも「これから」を楽しむための手段です。
もし今、
「どちらが正解か分からない」
そう感じておられるなら、減築やリノベーションという選択肢も含めて、一度、住まいを整理してみてください。
答えは、
比べた先にではなく、暮らしを想像した先に
きっと見えてきます。


